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蝉氷坊のブログ

 文殊会通信(読書、映画、美術、酒をめぐる片言隻句)ぶらぶらあるき(県内篇・県外篇)梵夫の時間(おりおりの日誌)

新・銀幕の浄土(気ままな映画評)

法*斎

 さっそく観ちゃいました、まさか公開初日とは思わずに。見終えた感想は、「良かった!」です。物語はタイムスリップというSF的要素が加わっているものの、親と子の絆を描いた映画。都会に住む青年の孤独、その心の中に母親に捨てられたという恨みにも似た感情があるのだけれど、それに加えて現在の自分が売れないマジシャンであることも、更に心を荒ませる原因になっているんですね。と、警察から父親が死んだと電話があり、その後は自分が生まれる数か月前の過去へ…。
 昭和の街並み、懐かしさと共にホンワカ暖かい気持ちになりますねぇ。そこで若かりし自分の親たちと出会う。母親役は柴咲コウ、これまた美人でいい味出してました。始めは良い感情を持っていなかった春男も、真実が分かるにつれ、心境が変化していく。浅草芸人ということで、笑えるシーンもありますが、その合間で父と子の葛藤が描かれ、春男の切ない気持ちと、父親の「どうせ…」というひねくれた感情が良く出ていたと思います。ラストは現代に戻って来るのだけれど、「バックトウザフューチャー」を期待してはいけませんヨ。くそおやじだった父親が感謝の対象に変わり、幕が下ります。
 「いやぁ~、映画ってホントにいいもんですね!」

f:id:senhyo-bo:20140528101522j:plain(イラストも筆者)

 

【編集人から】

 新しい投稿者さんです。ディープな映画ファンで、寄稿をお願いしましたら早速最新作のレビューをいただきました。ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

 

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蝉氷坊通信メンバー  蝉氷坊 1954年生   海*堂 1954年生   高*庵 1958年生   法*斎