読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

蝉氷坊のブログ

 文殊会通信(読書、映画、美術、酒をめぐる片言隻句)ぶらぶらあるき(県内篇・県外篇)梵夫の時間(おりおりの日誌)

ぶらぶらあるき(彷徨歩記) 説経節鑑賞会

 1月12日、説経浄瑠璃鑑賞会を聴きに行った。説経浄瑠璃説経節)は語り物文芸のひとつで、元は僧侶がお経や仏教の教えを説く唱導(しょうどう)が始まりで、その起源は鎌倉時代から室町時代にまでさかのぼる古典芸能である。

 会場は板橋区成増にあるアクトホール。板橋区教育委員会が主催する「いたばしの郷土芸能」の一環として開催されているもので、この時期に観るのは4年ぶりである。会場は300席ぐらいだろうか、ほぼ満員の観客だった。
 

f:id:senhyo-bo:20080209020000j:plain


 演目は以下の三題。
 

 説経節『小栗判官一代記』(おぐりはんがんいちだいき)より「照手姫二度対面段」(てるてひめにどたいめんのだん) 若松由太夫、三味線・柏木孝司。
 

 説経節『一谷嫩軍記』(いちのたにふたばぐんき)より「熊谷敦盛太刀討段」(くまがいあつもりたちうちのだん) 三代目・若松若太夫。
 

 説経節・車人形『日高川入相花王』(ひだかがわいりあいざくら)より「恋闇路清姫怨霊段」(こいのやみじきよひめおんりょうのだん) 三代目・若松若太夫、竹間沢車人形保存会。
 

 今回は車人形の上演があるので、ぜひ観ようと思った。

 車人形は、ろくろ車と呼ばれる車輪のついた箱(大きさは銭湯の腰掛けほど)に座って移動しながら、人形を操ることからその名がある。文楽では通常一体の人形を3人で操るというが、車人形ではひとりで行う。

 上演の始めに、ろくろ車、人形、衣装などについて紹介と解説があった。人形は70~80センチある。思いのほか大きい。人形の腕、首、舌などは遣い手の手の指につないだ糸で、脚は遣い手の足の親指と人差し指に挟んで動かすしかけである。遣い手は両足でろくろ車を移動しながら人形を操るので、高度なテクニックと相当の体力の要る。

 

f:id:senhyo-bo:20130112154800j:plain
会場のホワイエに展示された竹間沢車人形


説経節と若松若太夫について

 http://www.asahi-net.or.jp/~tq7k-wtnb/waka001.htm

竹間沢車人形について

 http://www.jade.dti.ne.jp/miyoshir/tenji/kuruma/kuruma1.html

広告を非表示にする
蝉氷坊通信メンバー  蝉氷坊 1954年生   海*堂 1954年生   高*庵 1958年生   法*斎